圧倒的に強い兵器「人質」・・・

副題・「卑叫の挫鬼」

「第2回 基本編 〈後編〉 」・「人質」のしくみ・・

今回はちょっと長文になりますから
もし時間のある時に読んで頂けたらと思います。
何卒お願いします😓

いままで、世の中にいる、又は存在する
○戦史(戦略、戦術、)等に
おいての、調査研究の知識人
○兵器に関して、詳しく解説する専門家
○そして多数存在する、戦争の歴史の書物

上記に指摘した、
戦史、兵器を研究して来た知識人たち、
もしくは、数多くの沢山ある書物の中から
もし「人質」を「戦闘力として圧倒的で強力であり、しかも有効な兵器」として明確に扱い、解説をくわえる事で
これまでに書物などに示し、
情報として残してくれていたら、凄く考えを
まとめ易かったんですが、皮肉に聞こえたら
知識人の方々、大変申し訳ありません😅
と、いうかこのブログを読む機会が、
まずないと感じてますが・・・

色々調べてみて、大きな書店・図書館が所有している
「人質」に関係する内容の書物と言えば・・・

○色々な「人質事件」に関する実録(ドキュメント)の書
○色々な相手との交渉の際に使用する、技術的な本
○様々なジャンルの「人質」が関係する内容の小説、等

「人質」を心理兵器として、捉えている書物は
今現在、
自分のまわりでは、まだ見つかってません。

そこで、自分達が独自で解説した、
「第1の説明」.「人質という兵器のしくみ」
「第2の説明」.「人質を利用した戦いの型」
について
それぞれ、2つの大きな枠組みをつくったうえで、
説明していこうと考えます
* 「第2回・前編」で、記述した「三菱銀行人質事件」
をまた例にあげて、説明していきたいとおもいます。

・ ・ ・ ・



○「第1の説明」
〈「人質という兵器のしくみ」について ・・・〉

〈a〉まさか兵器だと思われてない事。
人質とは、
例えば、犯人を包囲して、銃器を構えて睨み向かいあった警官達又は、まわりで見守っている多くの
人達に、兵器だという事が認識されていないのが現実。人質は弱く、悲劇的な存在であり可哀想な人達、まさか自分たちの側に対し、
反対にその存在自身が心理兵器に化けて、攻撃(加害)をしかけるとは、まずもって、普通の人には想像がつかない。

多くの人たちが持つ「人質は弱い存在」という
固定観念がありますが、実は逆に
自分達の前に居る、「人質という弱い存在」が圧倒的な強力な兵器だと言う事。「被害者」という存在に圧倒されて、そこまでに、思考や発想が辿りつかない。
攻撃されていることに、気がづかない。
これこそ、「人質」という心理兵器の強みの要素(ステルス機能)でもあると考えます。

〈b〉実体の在る物質兵器(対象相手の破壊)とはまったく異なって、実体がないものである事。
実体(物体)として認識できない心理兵器
(対象相手、まわりの多数の人たちの内面への浸透)である事。

*〈人間という実体(物体)があるだろ・・・?〉
という疑問が当然出てくると思いますが、「人質」自体が包囲している警官たち、まわりの人たちに対し、襲いかかったり攻撃をする事はしません。「人質」はそこに居るだけです。
ここで言う実体がないというのは、
「人質」から包囲してる警官達を沈黙させるほどの
何らかの理解不能であり、未確認で放出されている視覚にまったくとらえる事ができない「威力」の事を指します。*

〈c〉変換器(ポジションの瞬間移動・サイドチェンジ)である事。
人質事件の犯人は、
人間を殺傷し、金銭を奪い、多くの関係者たちに対し、精神的痛みを与え、場所を不当に占拠し、そして
多くのひと達の貴重な時間を奪った。

1.法的正統性、
2.道義的理解(確かに極悪の所業だが、しかし、こういう理由なら、という多少の許しの余地)
3.包囲して取り囲んでいる警官達を、力でねじ伏せるだけの兵器(戦闘力)をもつ。

犯人が包囲する警官達に、勝る条件をただの1つも持ってない、絶対的に「悪」である!
しかも、「圧倒的劣勢」である。

それが、「人質」を奪いとった時点で、
加害者であるはずの犯人が、
犯人 「加害者側」 ⏩⏩⏩ 人質+犯人「被害者側」へ瞬間的(ポジションの瞬間移動)に入れ替わってしまう。

*(このケースにおける「被害者」と「被害者側」は、全く違います。意味的には・遥か遠くに離れています!「被害者側」というのはあくまでも構図として表面的にみえる、犯人が奪い確保した、ポジションと言うことです)*

被害者を守ろうとする警官たちが、正統な行動とっているのに、
包囲した警察が「加害者側」・・・と、いうのは
ちょっと正しくない表現ですが、言い換えれば、犯人に「人質」をとられる事で無理ヤリ「被害者側」に向かいあわせられる構図にされ、
人質と犯人がいる「被害者側」の「反対側」の「ポジション」に変えられてしまう。
(表面的には、犯人はかげに隠れてしまう為、人質が目のまえに存在する、被害者と対決するような形で、
向き合わせられることになります)

犯人としては・・・・
圧倒的劣勢(戦闘力)⏩⏩⏩周りを沈黙させる支配者
あらゆる状況全てをひっくり返して
圧倒的劣勢な状況から、圧倒的な支配者になることが出来る。
ちょっと、複雑な説明で非常に申し訳ありません。😓・・・・

〈d〉相手の奥ふかく内面的、深層心理に対し
「ハッキング」ができる兵器である事。
「ハッキング」というと、すぐにコンピューターへの
あらゆる知識や技術を駆使し、内部に潜入する犯罪を思い浮かべるかと思います
・・・ハッカー・・・
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC
世の中には、実在の生身の人間を使った「ハッキング」
が存在すると思います・・・
それが、「人質」を利用する犯罪です。

多くの普通の善良なる人達は、
「守り、大切にし、失いしたくない存在」があります。
それは警官達も同じで、この存在への思いが同時に行動や思考にもつながっていくと思います。

「人質」の犯罪とは、まさにその
多くの普通の市民の人達、警官達が心の深層心理に内包している「守り、大切にし、失いたくない存在」を「人質」としてとらえて、まわりの多くの人達に晒して認識させる事で、実体のない心理兵器として効力を発揮のする
多くの人達への深層心理、内面へ入り込む事で人間そのものを操作してしまう状態だと考えます。

コンピューター内部への「ハッキング」をするには
扉を開けて潜りこむパスワードが必要ですが、
まさにこの「人質」自体こそ、多くの人達の心の中へ浸透し、潜り込む為の「ハッキング」をする
「パスワード」そのものに成ります。

長文になりましたので、また次回に続けます
😄・・・



〈7〉・・・