圧倒的に強い兵器「人質」・・・

副題・「卑叫の挫鬼」

「第5回」・弱者は最大の守り、戦いの型のしくみ・・・

この特集において「第3回」、「第4回」と続けて、少し変わったエピソード紹介しましたが、この「第5回」でまた戻って「人質のしくみ」について独自に説明したいと思います・・・
また、今までに記載した内容の部分で
今回繰り返し重なって説明する所もありますが
そこは、細かい所にこだわらず、読んで頂きたく思います。
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「第5回」〈a 〉~〈c 〉、「第6回」〈d 〉~〈f 〉
「第7回」〈g 〉~〈 i 〉

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申し訳ありませんが
例として、また「三菱銀行人質事件」を常にイメージし考えの中にとめておいて下さい
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○「第2の説明」
〈「人質を利用した戦いの型」のしくみ・・・〉


〈a〉弱者こそ最大の守り

世間で、たま~に聞く言葉に「鉄壁の守り」という言葉がありますね。
これを含め、勝手にこちらで解説させてもらいます。申し訳ありません・・・

鉄もしくはコンクリートといった硬い物体は、仮に銃撃戦に例えると、敵対する方から攻めた銃撃に対し、守備側に使用する、物質・物体の持つ強靭さにより防衛します。
銃撃側の銃から放たれた銃弾と守備側の楯として立ち塞いでいる鉄壁が接触した時に、物質・物体同士の衝突、対決が発生します。
その時、圧倒するほど段違いの「威力」として鉄壁がその強靭である存在によって弾き返す。
あくまでもその例えとして、「鉄壁の守り」つまり、鉄という文字が入った一言が使われるのだと考えます。

それでは、「人質」はどうでしょうか?
鉄、コンクリート、他の金属、鉱物など色々・・・と、比較してみると「人質」として利用される人間の
身体は、銃弾に耐えられる硬い物質では出来てません。
物質的には脆弱な存在になります。

しかし、奇妙で常識外の現象がここでおきます・・・・

硬い物質の鉄、コンクリートなどの陰に犯人が隠れながら攻撃を加えて来た時、警官達は反射的に即、躊躇をしないで撃ちかえすと考えます。しかしこれが、弱者である「人質」の場合、真っ先に警官達の視野にはいって来るのは、不幸にして事件にあった被害者の存在です。

まず、この「人質」というのは、多くの人達が(警官達を含め)常に深層心理にしまっている「守り、大切にし、失くしたくない存在」だという事です。
犯人は、敵対する相手側が決して攻撃(加害)が出来ない存在を反対に相手側に見せつける事で「心理兵器」に変えている訳です。
この多くの人達が内面に持っている「守り、大切にし、失くしたくない存在」
犯人はこの「守ろうとする存在」に向けて、相手側が決して攻撃が出来ない事を見透かした上で、周囲の人間に対し、晒し、見せつける事で
○まず、全く攻撃させず。
○それどころか動くことすらさせず、自分達側への(人質を含め)接近戦、つまり、近付ける事をさせない。


○「守りとして利用・要約」
〈物質兵器〉
相手側からの攻撃を防ぐため
鉄、コンクリート、金属類を楯とした守りの場合、
その「物質・物体」の持つ強靭さにより、そのもの自体の存在が守備側を攻撃から防ぐものである、と考えます。
「物質・物体 という厳然とした存在・実体」そのものが威力を放つものである事。
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〈心理兵器〉
「人質」を楯とした場合は、「人間」という
純粋に身体のしくみを形成している「物質」の構成体としては、相手側からの攻撃に対して極めて脆弱なものになる。
当たり前ですけど、楯にする為の存在「物質・物体」として絶対に守れない。
警官達も含め、善良な多くの人達が深層心理にしまっている、「守り、大切にし、失くしたくない存在」
言い換えると、「決して相手側が攻撃が出来ない存在」を敵対する相手側に見せつけ、または晒すことで、「物質・物体」であるはずであった「人間を心理的兵器に変造」したものであるとおもいます
「人質」の持っている「実体がない・存在感」を使用する、兵器利用である事。



〈b〉最強の攻め、ステルス機能(ハッキング)

警官達も含め、多くの人達にとって誰しもが常に
「守り、大切にし、失くしたくない存在」を深層心理に
しまっているでは、と勝手ですが推察します。
その守ろうとするものを捕らえ、見せつける事で、相手側に心理的ショックを与え、その時相手側
心理的内部へ「視覚による認識または意識」としては気づかれない内に、一瞬に潜り込んでしまいます。

ここでの「人質」というのは、相手側の心理内部へ瞬間的に潜入する為の「パスワード」でもあると思います。
大多数の善良なる人達に共有されている「パスワード」
とは、正にこの、無理ヤリ捕らえられてしまっている「守り、大切にし、失くしたくない存在」そのものになると思います。そして相手側が心理的ショックを感じたその時、それは、弱者である被害者の存在に対し、認識した証拠になります。つまり、使った「パスワード」が有効に働いて、相手側との深層心理と完全に繋がり、「人質」から放たれた「存在感」が心の中に入る為の扉を開け、もう既に潜入済みの状態になっていると考えられます。

一度、相手側が抱える心の扉を開け、
その瞬間入り込んだ後は、さらに追い撃ちをかけます!
捕らえた「人質達」への「危害の可能性」を相手側に
伝えて多くの人達の心理の内側に、
「不安、恐怖、最悪の結末の可能性」という気持ちを、心の内部へ一気に拡散させ、ショック状態にさせます。
それから、犯人の思い通りに言う事を聞かせ、完全に操作します。

この時、心理的内部へ入り込み影響下におく相手側の人数、範囲に、制限などは一切ありません。特に、テレビなどマスメディアの中継で、この状況を街のあらゆる所で、見守っていたであろう、数え切れない大多数の人達のほとんどの心理的内部へ入り込んで、同時に心理ショックを与え沈黙させます。

これは弱い存在におかれた、生身の人間を「心理兵器」として利用した、「ハッキング」だと思います。
しかも、大多数の人達に対し同時にすることが可能になります・・・




〈c〉情報戦と心理戦の連係、連動

人質強盗事件という犯罪は、人間をとらえて
相手側に「人質」がいかにいま危険な状態にあるか、強引に認識させます。

ここで普通、なかなか気づかない部分があるのではと
感じます。
「人質」というのは、弱い存在としておかれた人間を相手側に対しての「心理兵器」として利用する事だと思います。
この一面は、みなさん解ると思います。
しかし
それと同時に、相手側の深層心理の内側へ
離れてる所から、全く触れずに攻撃、そして操作が出来てしまう
「人質」を「情報兵器」として機能させ使用する事で、もう一面の部分を兵器として利用出来る事が可能だと思います。

犯人は相手側へ、
「いまの人質の危険な状況」と
「人質に何らかの恐ろしい事がこれから起こる可能性」

「情報というものに変えた、兵器」に変造して相手側の深層心理へ発信します。

何回も申し訳ないですが、これは生身の人間を利用した
相手側の心理の内面への「ハッキング」です。

「心理」と「情報」は
どちらがどうという明確に区別することは難く、しかも
どちらかが単体で使用するものではなく、
相手との争いの中において
絶妙なほどに連係、連動されて有効に使用されるものだと思います。

これが野球の場合なら非常にお互いに息があった、二遊間の様なものかな?
(勝手な例えで、話が通じなかったらすみません)😓






〈11〉・・・