圧倒的に強い兵器「人質」・・・

副題・「卑叫の挫鬼」

「第6回基本編」・ミックスダブルス、戦いの型のしくみ・・・

😄・・・
三菱銀行人質事件」のイメージを常に考えの中に
とめて頂ければと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


○「第2の説明」
〈「人質を利用した戦いの型」のしくみ・・・〉


〈d〉相手側と対決する体制
犯人がもっている「散弾銃」この兵器は、「物質兵器」ですね
そして、捕らわれて相手側に晒されている
「人質達」は「自分達自身」が「心理兵器」として利用されています。もちろんですけど、「人質達」の気持ちはまったく関係なく無理ヤリ捕らえられ、あろうことか、犯人が自分自身を銃弾から守るために、自分達を助けようとしている、相手側への有効な盾(心理兵器)に変造して使用され屈辱を受けています。
これに対して、包囲した警官達は、数百丁の拳銃を犯人に向けて、睨み合いを続けています。この拳銃も「物質兵器」になります。
つまり、犯人側は「物質兵器」と「心理兵器」の2段構えの構造、一方、警官達は拳銃を向けて対決してる状態になると思います。つまり、「物質兵器」だけです。
これをテニスに例えるとすれば、犯人はダブルス体制をとってます。正解にいえば、
「物質兵器」と「心理兵器」で組んだ、ミックス(混合)ダブルスです。

*ダブルスよりも多くの人間、 人数として警官達の方は大多数で包囲してるのでは?・・・
という疑問があるとおもいますが、人数は全く関係ありません。この時のダブルスというのは、あくまでも構造的なものの見方です
「心理兵器」+「物質兵器」―「ダブルス」
・・・対・・・
「物質兵器」―「シングルス」

実際のテニスではバラエティー番組でない限り
こういう一方がダブルスでその対戦相手側がシングルスなどという試合形式はないと思います *

しかも、一方的な大量得点の試合どころの話ではなく、犯人側が攻撃しても、相手側(警官達)は攻撃を全く出来ない。それどころか、その場において動けないで固まってしまってる状態。実際のテニスあれば、試合そのものが成立しない。こんなケースは考えられません。

「袖に触れた」程度で簡単に相手を倒してしまうという
「ことわざ」がありますが、そのレベルを明らかに越えてます!
「人質達」を目の前にしただけで何ひとつ出来ずに、動けなくなる。
テニスでは、そんなこと全く考えられないケースが、
「人質事件」というお互いの戦いではあると思います。

いままでの記述を読んだうえで理解してもらえる方は、「人質を心理兵器(情報兵器)として認識している」という事を大前提にして読んでもらえる方のみだと思います。ただ、普通の人達には、なかなか理解してもらう事は厳しいとおもいます。こちらの考えがあまりにも変わってるから・・・😅


〈e〉可能性を最大これ以上ないくらい利用
多くの世界において、その分野ではとても専門職として上位のレベルにはいけない。簡単に言うと決定的「弱点」をもっていながら、それを反対に「オンリーワン」として「強み」に変えてしまう人。色々な分野で、いままで存在したとおもいます。

仮にスポーツでは、
○バスケットボールでは、
身長の低い選手が反対にスピードを強みにして、チームとしての主要な選手になるケースがあります。
○野球では、
レベルのより高い世界で、現実的に生き残ることの出来ない球速が遅い選手が、独特な球の投げ方または、有効である変化球を強みに存在感を示すケースがあります。
○バレーでは、
相手側との競り合い(例えばアタックに対してブロック)
では、絶対に競り勝てないし、戦力にならない小柄な選手が、ずば抜けた技術とセンスとで、セッタ―として絶対必要であるとされるケースもあります。

表面的なまわりの認識とは違い、特異な能力で
他を寄せつけない。
「弱者」であるはずの「人質」が
一瞬で人数や範囲の制限なしに、同時に多数の人間を黙らせる
「潜在能力の最大の利用」としては、この「人質」に
勝るものは、ないかもしれませんね・・・


〈f〉幻惑、偽装・・・「被害者側」に瞬間移動
固定観念を利用」
「人質」を捕らえた犯人は、どこに居ようが「加害者」
であることは変わらない。しかし、「人質という被害者」を捕らえたその時、加害者の犯人は「被害者(側)」ポジションを無理ヤリ奪います。

「人質」の陰に犯人が完全に隠れる事で表向きは、

○「人質である被害者」対「包囲する警官達」

という構図になります・・・
犯人は自分が少しでも姿を見せてしまうと、警官達からの銃弾にあたりますから、当然完全に隠れます。

人質事件というのは「加害者」が「被害者(側)」を偽装する手口であるとも考えられます。

このケースにおいての「被害者」 と 「被害者(側)」の意味合いは、まったく違います。

助けるべき対象の「人質」とにらみ合い向かいあった形をとらされる事で、包囲した警官達は、非常に幻惑するのではと思います・・・


〈13〉・・・